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孤高のメス

うちの大学の先生が「いい映画」とブログ記事で賞賛されていたのを思い出して借りた1枚。
※以下、感想にはネタバレを含みますのでご注意を。

『孤高のメス』

20年数年前の元号が平成に変わる頃、見栄や体裁を気にし、簡単な手術でさえ投げ出し大学病院に依存する小さな市民病院。
その上医療ミスも認めず、対応も不誠実。何かあれば「寿命」と言い切ってしまうような病院に赴任してきた外科医・当麻鉄彦。
病院側が持つ見栄も体裁も彼には関係なく、「患者を助ける」ことに真摯に向き合う姿が自分の心を洗ってくれるような不思議な感覚で、淡々とした物語描写の中に主人公当麻の情熱が静かに伝わるいい映画でした。


物語のクライマックス、脳死した少年の肝臓を肝硬変で倒れた市長に移植する「脳死肝移植」の場面。
母親に無事肝臓の摘出に成功した後、

「汚れのない、美しい肝臓でした。」

というセリフが突然息子を脳死で亡くした母親だけではなく、観ている自分ですら何かから救ってくれる気分で、当麻の淡々としたセリフの一言一言が心を洗ってくれました。



主人公の当麻鉄彦を演じたのは堤真一。「クライマーズハイ」の新聞記者、悠木和雅を演じた時とは真逆のキャラクターでしたが、一貫して「情熱」を携えた素晴らしい、今の時代に必要なキャラクターだと思います。

しかし市長役の柄本明、最近観た「ゴールデンスランバー」でも病人役やってましたが、ここでも病人役w
ハマり役っすねぇ^^;

派手さは無いですが、心の洗浄に1度鑑賞してみてはいかがですか?


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(2010/12/03)
堤真一、夏川結衣 他

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| 名機ALPS(アルプス)MDプリンタ | 2010/12/21 00:37 |

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