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高梨りんごの生態観察日記場。

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現実と虚構の狭間

20160731_01

『シン・ゴジラ』最高でした。本当は夏コミ原稿終ってから観に行こうと思ってたんですけど、我慢できなくなって映画館の座席予約して観てきました。
ネタバレ満載なんでまだ観てない方は映画館行ってきて。すぐ行ってきて。



他の方の感想で見かける「エヴァだな」とか「エヴァのいない使途との戦闘」とかほんとわかるわかるって感じで、特撮好きたちが集まって本気で「僕の考えたゴジラ」を作ったらこうなるんだなって言うぐらい特撮好きが詰まってました。
総監督が庵野秀明監督というのもあって随所にエヴァを想起させるシーン満載でしたしエヴァのサントラも使われてたし。

で、見る前の自分は「ゴジラだし、怪獣映画だし」と割と気軽な感じで楽しめると思ってました。

ところがどっこい。

ゴジラが姿を見せる前からハラハラしまくり。水蒸気爆発で地下トンネル崩落、避難する人たちの姿がリアルすぎて遭ったこともないのにハラハラ。内閣会議してる人間たちの責任とりたくないってやりとりのシーンが癒しだわってなるくらいハラハラ。片桐はいりとかほんと卑怯。どこにいても片桐はいりだし。

ゴジラによって陸地に押し上げられていく船のシーンは本当にまんま東日本大震災の時の津波の映像で「あ、これ『災害』なんだな」と嫌な汗をかき始めてました。

普段そういうのに耐性が無いので小さい地震でもちょっと怖いなって思う程のびびりなんで冒頭シーンだけでも結構「恐怖」というものを体感してました。

で、やっと出てきたゴジラが自分の想像してたゴジラの姿をしていない奇形生物で開いた口が塞がらんかった。あれは裏切られた…!予想の斜め上すぎてめっちゃ怖かった…。何やあれ…?っていうのとそう来たか…!っていう感情が入り交じりすぎてガッツリ心を持っていかれた感じがして驚愕した。
まさか進化の過程を描くなんて想像してなかった。後でパンフレットでゴジラのデザイン制作インタビューを読んであのデザインはなるべくしてなった合理的なデザインだったんだなって感心した。尻尾ちんこじゃんとか言ってごめんなさい。

その後の内閣会議の進まないやりとりにニヤニヤしたり陸自のかっこよさにニヤニヤしたりゴジラ再上陸でメインテーマが使われてニヤニヤしたりだったけど、

東京のど真ん中で放射熱線を撃ったシーンの興奮と絶望感はヤバかった…。あのシーンが本作の最大の見せ場と言っても過言ではないぐらいヤバかった。熱線を出すカットや演出はまさに庵野監督の持ち味だしゴジラがしっかり熱線を吐く準備、起動を見せてくれたのも「生物」として最高の描写だった。
火の海になる東京はどこかアニメーションっぽくもありエヴァQと同時上映された『巨神兵東京に現る』を思い起こさせた。今にして思えばあの頃からこういう特撮をやりたかったんだなって言うのがありありとわかった。

その後の展開としては矢口が提案していた矢口プラン「ヤシオリ作戦」を実行、日本が世界と共に一致団結してゴジラを殲滅するというのはほんとまんまエヴァの「ヤシマ作戦」で熱くなった。


本作『シン・ゴジラ』は特撮作品としても、また邦画作品としても観る人の心に刺激を与える作品だろう。興奮とショックを同時に与えられた感じ。ゴジラを一体の「怪獣」ではなくこれから人間が共存していくべき「災害」として描いている様は本当にこれから日本が長い戦いをしていく啓示のようにも思えた。

「空想特撮」という観点からも魅力的な作品で虚構であるはずのゴジラを現実のものにしてくれた。予告PVでゴジラの尻尾が空中を横切っていくシーンや真下から見上げるシーン、あれだけでも観る価値ある。あれは今までのゴジラでなかったカメラワークだし、現実感がすごかった。
倒壊する建物やビル群は少しミニチュア感を出して現実と虚構の間のほんの少しの違和感を持たせていたのもニクい演出だなと思った。ゴジラはフルCG。でもどこか着ぐるみ感もあって今まで培ってきた特撮技術を余すことなく使い、先人たちへオマージュという形で敬意を払っているのも見てとれた。

ゴジラのデザイン、脚本、演出が合理的かつスムーズに描かれて展開のスピードが実に心地いい。でも絶望感はヤバいって感じで…ゴジラに恐怖心をもったのは初めてかもしんない。30にもなるおっさんが恐怖心を抱くのだ、子供なんてトラウマになるんじゃないかな?夏休みで親子連れで観に行こうとか考えん方がいい。親子そろって悪夢にうなされることになる。


人間とゴジラ、現実と虚構、共存すべき道を模索する姿が現実より現実で興奮が醒めることなく朝までずっと感想読みあさってた。



今から原稿という現実に戻ります。


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